

建築基準法にも定められている、近年の新築住宅なら標準的に保持している性能です。建物の強度を上げる地震対策ですが、建物が地震エネルギーを全て受け止めて耐えようとするため、構造躯体へのダメージが大きく、余震や別の地震の際に本来の性能を発揮できない可能性があります。
地震エネルギーを吸収するシステムです。建物の揺れが抑えられるため、構造躯体へのダメージが軽減されます。また、別の地震対策の1つである免震システムと比較し、低コストで導入できることも魅力です。
※地面と建物の間に設置し、揺れを極力伝えないシステム


運動エネルギーを
熱エネルギーに変換

一般のゴムボールと高減衰ゴムボールを地面に落とすと、一般のゴムボールが跳ね上がるのに対し、高減衰ゴムボールはほとんど弾みません。これは、高減衰ゴムボールが運動エネルギーを瞬時に熱エネルギーに変えて、吸収・発散するためです。

高いエネルギー
吸収性能

高減衰ゴムは、「伸び縮みしながら繰り返し使用できる」というゴムが持つ最大の特徴を活かしながら、高いエネルギー吸収性能を持続します。

高い耐久性と
強固な接着力

鉄板と高減衰ゴムの接合に「加硫接着※1」を採用。化学反応によって強固な接着を実現します。また、加熱による促進劣化試験では、90年経過しても性能がほとんど変わらず効果を発揮することを確認しています。
※1:熱と圧力をかけて接合部分を化学的に強固に接着する技術。

設置ヵ所が少なく施工も簡単
低コスト導入





熊本地震の前震級と本震級の揺れを
再現した制震効果の実証実験






長期に渡りメンテナンスは不要なので
暮らしの負担とならない







※1:促進劣化試験の結果による(高減衰ゴムダンパー部分において) ※2:2014年3月住友ゴム工業株式会社調べ